「多能工」とは、1人で複数の工程をこなせる技能者のことです。例えば、「旋盤加工→マシニング加工→放電加工」という3つの加工工程があったとします。もし、1つの工程しかできない技能者しかいなければ、3人の技能者が必要なことになります。
大量生産が前提であればこれでも良いのですが、試作や小ロット品の加工が求められる場合、そうもいきません。加工品によっては、旋盤工程が不要ということもあるので、旋盤加工しかこなせない技能者はその場合手持無沙汰になってしまいます。結果として、人件費が余計にアップしてしまい、加工費も高くなってしまいます。そのため、多能工化を進めることはコストダウンに繋がります。
また、多能工化を進めることで、技能者がボトルネックとなっている加工工程を担当できるのでリードタイムの短縮にも繋がります。
当社では、上記で上記でご紹介した「多能工化」に取り組んでいます。スキルマップを作成し、期間ごとに各々の目標設定を行って計画的に多能工を育成しています。また、技能検定を取得することを奨励しており、多くの技能者が技能検定に合格しています。こうした多能工化への取り組みにより、コストダウンとリードタイムの短縮を実現しています。
今回は、多能工化のメリットと当社の多能工化の取り組みについてご紹介いたしました。
アルミ加工コストダウンセンターを運営する岡部機械工業では、アルミニウム1000系のような軟質合金から、アルミニウム7000系に代表される難削材までの様々なアルミの加工に対応可能です。また当社の機械加工技能士特級をはじめ、多数の有技能資格者の視点から、お客様に最適な加工を実現するためにさせていただくフレキシブルなご提案は高い評価を受けております。
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