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技術コラム

アルミの溝加工におけるポイント

こちらの記事では、アルミ加工のプロフェッショナルであるアルミ加工コストダウンセンターがアルミ加工の溝加工におけるポイントについてご紹介します。

溝加工とは

溝加工とは、嵌合する部品同士の位置が動かないようにするためや、別途部品を取り付けるために溝を施す加工のことです。溝加工には下記のようにいくつか種類があります。

キー溝加工

軸であるシャフトと、ギアやプーリーなどの回転部品とを固定するための溝を加工する方法。

T溝加工

文字通りT型の形に溝加工する方法。

スプライン加工

歯型のように長方形の溝加工を複数施す方法。

インボリュートスプライン加工

スプライン加工と同様、軸であるシャフトと、ギアやプーリーなどの回転部品とをはめ合い固定するために、それぞれに溝を加工する方法です。スプライン加工に比べて溝の数が多く、溝の形状がより細いです。

アルミの溝加工におけるポイント

アルミの溝加工における注意すべきポイントは材質によって異なります。例えばA5052の場合、油をあげながら加工することがポイントです。油をあげながら加工しないと、工具の刃にアルミが溶着し、刃が折れてしまう場合もあります。ただし、DLCコーティングの工具で加工を行うと、エアブローでも溶着しにくいです。

 

A2017やA5083の場合、エアブローを活用しても上記のような問題は起きません。

 

また材質に関係なく、深い溝(5d以上)加工の場合、粗加工をせずに、切り込みを薄くして一発仕上げをすると、綺麗に仕上がります。

 

さらに、小径(最小0.2)のエンドミルを使用して溝加工を行っているので、細かい加工が可能です。

溝加工の加工事例:医薬装置部品

10x38x87

こちらは、医薬の装置部品です。材質はA5083 、サイズはW10×L38×H87です。マシニングセンタにより位置決めのための溝加工と穴加工を実施いたしました。

 

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溝加工のことならアルミ加工コストダウンセンターにお任せ下さい!

今回はアルミの溝加工についてご紹介いたしました。

 

アルミ加工コストダウンセンターを運営する岡部機械工業では、社内生産に加えて全国の100社を超える協力会社ネットワークと、海外外注ネットワークによる量産体制を整えています。そのため、旋盤加工やマシニング加工、研削加工などの加工から溶接、表面処理まで一貫して対応しています。

 

また、アルミニウム1000系のような軟質合金から、アルミニウム7000系に代表される難削材までの様々なアルミの加工に対応可能です。

 

アルミ加工に関してお困りごとがございましたら、アルミ加工コストダウンセンターにお問い合わせください。

 

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