A2017は、アルミニウム2000系に分類されるアルミ合金です。アルミニウム2000系は主に銅を添加したアルミ合金で、熱処理により高い強度を有します。その強度は鉄鋼材料に匹敵します。
A2017はジュラルミンとも呼ばれ、比重2.79と非常に軽量でありながら、優れた強度と切削加工性を有しています。ただし、他のアルミと比較して、耐食性と溶接性については劣ります。
当社では医療・半導体分野のお客様向けに加工を行うことが多いです。
技術コラム
A2017（ジュラルミン）の切削加工
こちらの記事では、アルミ加工のプロフェッショナルであるアルミ加工コストダウンセンターがA2017の特徴と実際の加工事例についてご紹介します。
A2017とは
A2017の加工におけるポイント
A2017は切削性に優れていますが、歪やすいです。そのため、粗加工と仕上げ加工をしっかりと分ける必要があります。
また通常のA2017の板材は、5000系と比較して平面度が落ちますが、当社では平面度が高いハイプレートの板材も取り扱っているため、A2017の高精度なプレート加工ができます。
A2017の切削加工事例
搬送装置部品 ガイド
こちらは、医薬業界で使用される錠剤の搬送装置のガイドです。サイズは幅175×長さ175×高さ68で、旋盤加工・マシニング加工・タップ加工の複数の加工工程を伴う複合加工を行って製作いたしました。
プラグ
こちらは、A2017のプラグです。1ロットあたり300個の部品のため、自動盤により効率的な加工をしています。
A2017（ジュラルミン）の加工のことなら、アルミニウム加工コストダウンセンターにお任せください！
今回はA2017の加工についてお伝えいたしました。
アルミ加工コストダウンセンターを運営する岡部機械工業では、A2017を始め、アルミニウム1000系のような軟質合金から、アルミニウム7000系に代表される難削材までの様々なアルミの加工に対応可能です。
また、社内生産に加えて全国の100社を超える協力会社ネットワークと、海外外注ネットワークによる量産体制を整えています。そのため、旋盤加工やマシニング加工、研削加工などの加工から溶接、表面処理まで一貫して対応しています。
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